北九の仲間(2022/3/15 No.1336)

今月号の記事

連載記事

長引くコロナ対応!職場は人手不足!?

 市職労は、2月15日(火)本庁舎で「残業実態調査」を行いました。(前回は昨年10月5日)19時からすべての職場でアンケートを配布。地下安全管理室前で退勤登録を行うか否かを調査しました。結果は下記表をご覧ください。

2割近い職員が退勤未登録

 22時15分時点での退庁者数は300人。そのうち退勤未登録者は23%で(全回29%)前回より6%減少しました。少しずつではありますが、未登録者の割合は減ってきています。しかし、約2割の職員が不払い残業を行っている可能性があります。残るのであればきちんと申請を出し、申請をしないのであれば早く帰宅すべきです。所属長はきちんとマネジメントをすべきです。
 今回もアンケートにご協力いただいた職員のみなさん、ありがとうございました。引き続き市職労は労働条件改善に向け奮闘していきます。

意見

・応援業務や選挙事務による休日出勤は、原則手当にして欲しい。
・年休を取得できないのに、振り替えになっても困る。
・時間外を一切認めてもらえない。仕事が終わらず残っていると(時間外申請をしなくても)注意される。
・現在の体制は職員全体が元気で、家族も問題が無く欠員が出ていない状態で仕事が滞りなくできる体制になっている。休みが出ると負担が大きいです。

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連載 コロナ禍で働く人の健康⑤

人間らしく働くための九州セミナーin北九州
日本の人権を国際基準に

 1979年女性差別撤廃条約が出来ました。その20年後99年、同条約の選択議定書が国連で採択され、114ヵ国が批准していますが、日本は未批准です。選択議定書を批准すれば、CEDAW(女性差別撤廃委員会)に個人が通報できるようになります。
 日本は、女性差別撤廃条約を批准しながら、選択議定書を批准しないのは、法律は作るが守らないということに等しいと言えます。
 CEDAWに個人通報できれば、権利を侵害された人は通報して救済を申し立てできます。国内救済手続きを尽くしたこと(最高裁判決確定後)などの条件を満たせば受理され、CEDAWで検討され、差別があったと結論になると国に対して「見解・勧告」を出し、金銭的な損害賠償、政府による公的謝罪、法曹に対する研修など求めます。

棚上げされた議定書

 しかし日本政府は、選択議定書について、「個人通報制度については条約実施の効果的な担保を図るという趣旨から注目している。その受入についてはわが国の司法制度、立法政策との関連、また実施体制等との検討課題がある。各方面の意見も踏まえつつ、真剣に検討を進める」としながら20年間も放置しています。

活性化する国会質疑

 それでも女性差別撤廃条約実現を求める運動は「批准を求める共同行動」として、19年から始まり、現在80の地方議会で選択議定書の批准を求める「意見書」が採択されています。
 国会では、20年10月の衆議院本会議代表質問で立憲の枝野代表が「選択議定書を114ヵ国が批准しているのに日本は批准していない。何をためらっているのか」の質問に当時の菅首相は、「各方面の意見などふまえ、早期締結を真剣に検討している」と答え、参議院本会議の代表質問でも共産党の小池議員の「選定議定書の先送りは許されない。ただちに批准を」の追求に菅首相は、再度「早期締結を真剣に検討していく」と国会でも大きく動き始めました。

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保育園は楽園!職場環境改善は労働組合の力で

 2月19(土)・20日(日)に「第30回自治体で働く保育労働者のWEB全国集会」が開催されました。

感性育てる保育を

 記念講演では、絵本作家の長谷川義史さんによる絵本の読み聞かせなどを通して、改めて子どもたちの感性や発想力の素晴らしさを大切にしたいという気持ちになり、明日からの保育に意欲が湧いてきました。 メッセージリレー動画が上映され、北九市職労からも若い保育士が北九州の魅力を詰め込んだ素敵な動画を作ってくれました!そして全国の仲間に元気と勇気をもらいました。(蜷田保育所 堀内美佳)

講座「何としても子供を守り、保育を守るー国の保育政策の問題と自治体保育労働運動の課題」ZOOM   

 保育部会長の高橋光幸氏がご自身の保育実践をお話しされ、「保育園は子供と保育者にとって楽園なのだ。」という言葉が大変印象に残りました。「劣悪な職場環境なら、労働組合に力になってもらおう。」と、力強い応援が心に響きました。部会長の「きっといいことがある。」という言葉を信じ保育園が楽園になるように頑張ります。(吉野保育所 金子香緒里)

全国の仲間リレー動画に参加して
リレー動画の一場面

 今までの全国集会は現地に行き、その空気感と沢山の仲間を感じていました。今それができない中、こうして動画で繋がることで、沢山の仲間を感じ、繋がりは大切だと思いました。 

(参加者)重松明子
門冨志保
古田汐里

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プーチン政権はウクライナから即時撤退を

 2月27日平和をあきらめない北九州ネットが、プーチン政権のウクライナ侵略抗議の市民集会を取り組みました。
連日、プーチン大統領の命令でウクライナに侵攻したロシア軍の蛮行が報道されています。
 プーチン政権は、ウクライナ東部の2地域を独立国とみなす措置を一方的にとり、そこからの要請としてロシア軍による侵攻を決め、それを集団的自衛権としたことは、国際法上根拠がなく、国連加盟国の主権・独立・領土の尊重、武力による威嚇の禁止を明記している国連憲章にも違反します。戦争で犠牲になるのは、常に弱い立場の人々です。
 平和ネットの「プーチンは戦争止めろ」の呼びかけに市民が100人以上集い、次々と「プーチン政権はウクライナから撤退」「ウクライナに平和を」と訴え、青年たちは初め遠慮がちに話していましたが、集会の終わりには、「平和への想い」を歌に込めて熱唱しました。また14歳の男子は、「大人は戦争はいけない、と教えるのに戦争は大人がする」と憤りを吐露しました。
 プーチン政権の「核の脅し」で安倍元首相や維新の会は、核兵器保有すべきと意見表明していますが、「核には核を」では、果てしない軍拡につながります。このような危機的状況を解決するためにも憲法九条に基づく平和外交が必要ではないでしょうか。
 北九市職労では、ロシア大使館に「ウクライナからの即時撤退」を求める抗議文を送りました。
 国際世論で追い詰める為にプーチン政権の暴挙に抗議の声をあげましょう。

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キタぶら 北九州ぶらり散歩(番外編)

「たまて箱」で指宿に

今回の旅情報は、鹿児島中央駅と指宿駅をつなぐ観光列車たまて箱号です。
 通称「いぶたま」と呼ばれ、たまて箱をモチーフとした車体は、白と黒の配色で、黒が浦島太郎の若い時、白が玉手箱を開けてあとの白髪を表しているそうです。
 九州新幹線のデザイナー水戸岡鋭治氏による木材をふんだんに使用した車内は、とても素敵でした。
 海側に向いたカウンター席から見る車窓は、桜島や錦江湾、大隅半島など楽しめますよ。車内では、玉手箱に入った、いぶたまスイーツやプリン、天然湧水を使ったサイダーもあります。
 1時間程度の運行時間でも記念撮影や車内放送での観光案内など、笑顔の客室乗務員のサービス・応対に思わずニッコリとする指宿までの列車旅、いかがですか。
 指宿駅からは、レンタカーが便利かな。
 長崎鼻や開聞岳もすぐですし、薩摩半島最南端の道の駅「山川港活お海道」は、カツオの水揚げが盛んな山川港そばで、カツオのカツや本枯節を使った勝武士ラーメンを楽しめます。
 次回も旅情報お待ちしてます。どんどんお寄せ下さい。

観光列車たまて箱 通称「いぶたま」
「たまて箱」の車内
黒ごまぷりん

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今年のお花見も ソーシャルディスタンスで

 市内の桜の名所はたくさんあります。「飲食がまん」となりますが、お近くのさくらを楽しんでみては?

3月10日勝山公園の河津桜

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