フレデリックの文化ガイド(2022/11)

 風が冷たくなり、街も山も色づきが増します。満月の夜の天体ショーは見ましたか?眼や心のため、空や景色を眺めましょう。

*イチオシ・シネマ*

 シネコン拡大系では、邦洋の目玉2本を上映中。新海誠のアニメ「すずめの戸締り」とメガヒットの続編「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」で映画館も賑わうでしょう。
 人気作家小説の映画化作品も粒ぞろいです。「ある男」(平野啓一郎原作)と「母性」(湊かなえ原作)の2大対決。加えてシネプレックス小倉のみ上映の「あちらにいる鬼」(井上荒野原作)と「土を喰らう十二ヵ月」(水上勉のエッセイ原案)も。どれも監督・キャスト実力派揃いで楽しみ。
 洋画単館系も独自色で面白そう。小倉コロナシネマワールドのSF「アフター・ヤン」、イオンシネマ戸畑のメキシコのヒューマンコメディ「バルド、偽りの記録と一握りの真実」。シネプレックス小倉は異色作が目白押しですが、米ベストセラーミステリーの映画化「ザリガニの鳴くところ」をイチオシに!
最後に小倉昭和館活動再開!〝活動写真への誘い〟として11月27日(日)13時から弁士・澤登翠と演奏付きで「チャップリンの番頭」「忠治旅日記」の上映会を開催します。リーガロイヤルホテル4階ホール。詳細は小倉昭和館HPを。

*映画サークル情報*

 今月は17年製作のベルギー他合作「シリアにて」を上映。11年続いているシリア内戦を描き、ベルリンのほか世界の映画祭で18冠を獲得しました。
首都ダマスカスのアパートの一室に身を寄せる家族と隣人一家の緊迫の24時間を描いた90分の密室劇!
20日(日) 12時 小倉コロナシネマワールド
22日(火) 14時・19時  戸畑市民会館 中ホール

北九の仲間(2022/11/18 No.1344)