フレデリックの文化ガイド(2021/10)

 少しだけ自由になった10月。北九州市は「世界体操&新体操」一色ですが、「北九州国際音楽祭」もお忘れなく!10月30日の「邦楽の名匠による特別演奏会」がお勧め!

*イチオシ・シネマ*

 コロナ禍で公開が延び延びだった「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」がようやく公開中。「DUNE/デューン砂の惑星」と共に一応観なくっちゃ!
 先月のイチオシ「MINAMATAーミナマタ」はジョニー・デップのお陰でヒット中。同様に「ONODA一万夜を超えて」も記憶が薄れた出来事をフランスの監督が映画化。旧日本軍の小野田少尉に迫ります。2本ともシネプレックス小倉にて上映中。
 日本映画では「護れなかった者たちへ」。中山七里の同名ミステリー小説を瀬々敬久監督が映画化。テーマの一つに生活保護があり、社会派ドラマとしても見応え十分です。
 小倉昭和館1では「アートシネマ~映画で観る北九州の文学」と銘打って週替わりで一日4本ずつ新旧作を上映中。詳細はHPで。多くの作家と映画監督を輩出している我が市が改めて誇らしい。この企画全体がイチオシ!
 昭和館2では、23日から往年の名作「ティファニーで朝食を」「太陽がいっぱい」の2本立て。O・ヘプバーンとアラン・ドロンを大スクリーンで。

*映画サークル情報*

 10月例会は英・ルクセンブルグ映画「エセルとアーネストふたりの物語」(16年)。絵本作家レイモンド・ブリッグズが自身の両親を描いた叙情豊かなアニメーションです。激動の時代を懸命に生きた二人から現在私達への贈り物を観に来てください。


17日(日)10時 小倉昭和館
18日(月)19時 小倉昭和館
19日(火)14時 戸畑市民会館 中ホール

北九の仲間 2021/10/15(No.1331へ)