北九の仲間(2021/10/15 No.1331)

今月号の記事

連載記事

3割近い職員が退勤未登録 サービス残業なの?

職労は、10月5日(火)本庁舎で「残業実態調査」を行いました。(前回は2020年9月30日)19時からすべての職場に「市職労です。残業実態調査を行っています。アンケートにご協力をお願いします」と声をかけ、アンケート用紙を全職員に配布。地下安全管理室前で退勤登録を行うか否か調査しました。結果は下記表をご覧ください。

所属長はきちんとマネジメントを

 22時15分時点での退庁者数は263人。そのうち退勤未登録者は29%で(前回28%)前回とほぼ同じ割合となりました。依然として不払い残業が行われている可能性があります。「短時間だから」「申請しづらい」などの声も聞きますが、残るのであればきちんと申請を出し、申請を出さないのであれば帰宅すべきです。
 今年の人事委員会報告でも「職員に命令しないまま勤務時間外に職場内外において業務を行わせることがないよう、時間外の適正管理及び削減に取り組んでいく必要がある」と言及されています。今、所属長のマネジメント力が求められています。必要だから行っている仕事です。きちんと申請しましょう。

アンケートにQRコードを追加

 今回多くの職員に回答してもらえるよう、配布したアンケートにQRコードを添付しました。また、安全管理室前で退庁される多くの職員の方から「QRコードで回答しました」と温かい声も頂きました。回答いただいたすべての方々にお礼を申し上げるとともに、これからも賃金・労働条件改善に向け奮闘していきます。

アンケートの声

・休日出勤が多く、振替休暇を取得しにくい
・産休育休で同時に複数人が欠けても人員補充が無いのは本当に意味が分からない。ただでさえ残業ばかりでまわりません

・業務量に見合った人員が確保されておらず、夏季休暇もろくに取れていない。メンタルが痛みそうです
・コロナ対応は一時的な組織で対応する仕事ではない。当面業務としては継続する前提で人員及び組織を整理すべき
・ZOOMを使えるパソコンが課に1台でもあると在宅勤務が進むと思う
・テレワークをもっと推進していきたい
・コロナ禍でも休みを取りやすいような人員配置が必要
・職員への負担軽減が優先されて役職者の負担が大きいように見受けられる   など

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コロナ禍で働く人の健康

 10月9日・10日「人間らしく働くための九州セミナー」がWEBにて開催されました。
 コロナウイルス感染拡大で1年延期され、ユーチューブでの視聴となりましたが、コロナ禍で懸命に奮闘される医療従事者の報告や非正規労働者の深刻な生活破壊の実態など学べた貴重な学習の場となりました。
 コロナ禍は、私たちの生活はもちろん、働き方を大きく変えるとともに私たちの社会、政治の矛盾や問題点を浮き彫りにしました。
 平和的生存権を明記した憲法は、私たちの生命について、「国政の上で、最大の尊重を必要とする」と定めています。
ところが、先日退任した菅首相は、就任時「私が目指す社会像、それは自助・共助・公助、そして絆であります。まずは自分でやってみる。そして、家族、地域で助け合う、その上で政府がセーフティーネットでお守りする」と自助を優先する発言をしました。
 今回のコロナ対策で政府は検査の充実や病床確保に具体策を打たず、「緊急事態宣言」による人流抑制だけで生活を制限し、まともに医療を受けられず、自宅で亡くなる人を次々と出しました。
 また緊急事態宣言による経済活動の抑制で困窮する労働者や中小事業者への支援が不十分なものとなっています。そのためコロナ禍での働き方・雇用関係や社会保障を中心に働く人々の権利や健康に関する様々な問題が噴出しています。
 職場での何気ない会話・ダべリングが極めて少なくなり、歓送迎会など職場行事もなくなり、家族・友人との交流も激減、地域行事も中止されるなど、人と人とのつながりが希薄となり、とりわけ職場では、新人やメンタル不調などの労働者にそのしわ寄せが大きく及んでいます。
 そうした現状での課題や方向性が示されたセミナーとなりました。次回から記念講演をシリーズで掲載します。

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第154回 市職労定期大会

 9月23日に開催予定の定期大会は、緊急事態宣言の延長で、書面開催で行なわれました。提案した議案は、すべて承認されました。また、14日に「秋季年末闘争学習会」で運動方針の説明を行ないました。

機関紙コンクール

 機関紙コンクールを実施し、左記の結果となりました。
 これからも頑張って発行していきます。

金賞 小倉北区協議会
   「てんぼう」
銀賞 水道評議会「水友」
銅賞 いのちと健康センター
   「いのちと健康センターニュース」

小倉北区協議会「てんぼう」へ賞状の贈呈

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9条の会

 10月の6・9行動は6日の夕方に鷗外橋横で取り組みました。新型コロナ感染予防のため、画板は持たず机を並べ「日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める署名」を呼びかけると犬を連れた男性が早速署名に応じて下さいました◆岸田新内閣が発足しましたが、8日の所信表明演説では「被爆地広島出身の総理大臣として『核兵器のない世界』をめざす」と言いながら核兵器禁止条約に言及することはありませんでした◆一方野党4党の共通政策では「核兵器禁止条約の批准をめざし、締結国会議へのオブザーバー参加に向け努力する」とあります。衆議院選挙では政策を見比べて投票へ。

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キタぶら 北九州ぶらり散歩

 朝夕は過ごしやすい季節となりました。来年開園30周年を迎える、若松の「グリーンパーク」をご紹介します。

一日では足りない

 たくさんの遊具があり、花と緑が整備された市立公園。
 子どもたちに人気なのが「冒険の森」。丸太で作った遊具で思いっきり遊べます。大波、小波をイメージした「でこぼこ広場」の山頂からは、100人乗りの「世界最長のブランコ」の全景を見渡すことができます。
 「化石の谷」では、ボルダリング。恐竜の時代を体験できる「響灘ディノパーク」(運営日は土日祝 要入場料)。
 夏には「じゃぶじゃぶ池」で水遊び。他にもまだまだ遊べる施設があります。

動物とふれあい

 カンガルー、ワラビーとふれあったり、ポニーに乗馬もできます。お腹がすいたら「大芝生広場」でお弁当を食べるも良し、キッチンカーも充実しています。
 10月16日~11月14日は、「秋のバラフェア」が開催されます。期間中は臨時バスが運行します。HPでご確認を!

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お知らせ

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