野ばら(2020/12 No.475)
確定闘争 コロナの中でも、がんばった…
今年はコロナの影響で市の人事委員会報告は、11月9日(通常9月上中旬)と大幅に遅れ、秋の確定交渉も異例の進め方となりました。
運動の方法も感染防止を考慮し、女性部恒例の本庁早朝宣伝は「のばら号外」配布からスタンディングに変更。「コロナの中、がんばっている職員の生活改善」「会計年度任用職員の処遇改善を」「人を増やして安心して働ける職場を」等の要求を書き、鬼の一言要求カードも貼り付けた模造紙を持ち、11月12日の朝、本庁の1階ロビーに並びました。当日は本庁協議会の中尾議長もマイク宣伝を行い、出勤する本庁の職員へアピールしました。
人数を絞って実施した13日の要請行動では、女性部長が代表して職場の実態を訴え、人員増や会計年度任用職員の処遇改善を求めました。
要請行動に参加していない仲間の声は一言要求カードで当局に届けました。
署名も各職場で声を掛けて取り組み、昨年を超える事ができました。
その他、保育所部会や調理員部会は職場ごとにジャンボはがきを作って職場の声を原局に届ける等、コロナの中、様々な取組みを行いました。
11月18日の最終団交で当局は
- 会計年度任用職員の病気休暇の有給化について、「当面、交通遮断職免が適用されるので、職員や同居家族に発熱などの風邪症状があった場合は、安心して休んでほしい。強い要求がある事は認識しており、今後も検討していきたい」
- 育休者の正規代替えについて、「前倒し採用など努力し、現在50%弱で正規を配置。今後も努力を続ける。」
- 昇任試験制度について、「資格試験に変更し、資格を取得すれば翌年以降の試験は不要とし、作文や勤務評定などで昇任者を決定する方向で人事委員会と協議を行う」との事。現行の試験は負担が大きく、特に子育て世代は勉強する時間がとれないとの職場の声に応えたものとして評価できますが、主査の試験が残ることに不満もあります。(その他の成果については闘争情報などで)
今年は母性保護や家庭との両立支援の制度は、残念ながら改善なし。しかし、コロナの中でも短期間でがんばり、一定の成果もありました。
春闘に向け、すでにアンケート等の取り組みが始まっています。引き続きご協力をお願いします。
やったぁ! 核兵器禁止条約ついに発効決まる! 日本も署名・批准を!
2017年7月7日に国連加盟国の3分の2を超える122か国が賛成し、「核兵器禁止条約」が成立しました。
1982年から約38年間、6・9行動に取り組んできた私たち市職労女性部としても感慨深い出来事でした。ヒバクシャの方たちの喜びはなおさらの事だったでしょう。条約の発効には50か国の批准が必要。「自分たちが生きている間に何としても核兵器のない世界を実現したい」とのヒバクシャの思いをこめた「ヒバクシャ国際署名(ヒバクシャは核兵器を禁止する条約をすべての国に求めます)」の取り組みが始まり、全国で取り組まれ、今年の9月、1261万筆余が国連に提出されました。
この間、一国また一国とこの条約を批准する国が増え、ついに2020年10月25日、ホンジュラスが批准し、批准国は50か国となりました。条約は90日後の2021年1月22日に発効となります。
しかし、唯一の戦争被爆国である日本はこの条約に批准・署名していません。これに対し、10月末には「日本政府に条約への署名・批准を求める」新しい署名もスタートしました。
広島・長崎両市長も国に申し入れを行い、全国495の地方議会(10月23日現在)でも日本政府に条約への署名・批准・参加を求める議決書が決議されています。
わたしたち女性部も11月6日の6・9行動で、早速この新署名に取り組みました。
批准国一覧
ガイアナ、タイ、バチカン、メキシコ、キューバ、パレスチナ、ベネズエラ、パラオ、オーストリア、ベトナム、コスタリカ、ニカラグア、ウルグアイ、ニュージーランド、※クック諸島、ガンビア、サモア、サンマリノ、ヴァヌアツ、セントルシア、エルサルバドル、南アフリカ、パナマ、セントビンセント及びグレナディーン諸島、ボリビア、カザフスタン、エクアドル、バングラデシュ、キリバス、ラオス、モルディブ、トリニダード・トバゴ、ドミニカ、アンティグア・バーブーダ、パラグアイ、ナミビア、ベリーズ、レソト、フィジー、ボツワナ、アイルランド、ナイジェリア、※ニウエ、セントクリストファー・ネイビス、マルタ、マレーシア、ツバル、ジャマイカ、ナウル、ホンジュラス。
※クック諸島、ニウエは、同条約に調印せずに加入書を国連に
おしらせ
いわさきちひろカレンダー
1本 1,500円
※申し込みはお近くの女性部役員か、市職労本部まで(093-582-4181)
恒例!フラワーアレンジメント講座
12月27日(日)10:00~ | 戸畑生涯学習センター | 材料費 2,000円 |
※申し込みはお近くの女性部役員か、市職労本部まで(093-582-4181)
12月の6・9行動は
12月8日(火)17:00~ | 鴎外橋 |
この日は日本軍の真珠湾攻撃により太平洋戦争が始まった日です。小倉地区の各女性団体と共同して赤紙(召集令状)のレプリカを配布し、平和を守ろうと呼びかけます。
《編集後記》
皆さま、ご無沙汰していました。前回は1月の新春号でしたので、久々の「のばら」です。
3月以降コロナの影響で様々な取り組みが中止となり、また行動の制限もあり、女性部もしばらくおとなしくしていましたが、皆様いかがお過ごしだったでしょうか。
大声でしゃべるな、飲み会も控えて、家でも職場でも感染対策・・・とストレスたまりますよね。
これから寒くなるとまた心配です。楽しいはずのクリスマスやお正月、冬休みも、何だか楽しめない!
早く思いっきりおしゃべりが出来る日が来ますように!
だれもが人間らしくいきいきと働き続けられる職場をめざして!あなたも市職労に加入しましょう