別府湯めぐり名人への道 No.1
編集部では、「YOUはなにしに日本へ」で外国の人が別府の温泉88ヶ所をめぐり「温泉道名人」となった特集を見て「北九の仲間でも」と別府市役所に取材に行きました。観光課の安部さんに相談すると、「茶房たかさき」を紹介していただき、早速お店に伺い、経緯を説明すると、高崎さんは快く取材に応じて下さいました。
始めたきっかけ
高崎さんは、2003(平成15)年にサラリーマンを定年退職し、奥さんに喫茶店をしたらと言われ、自宅の離れで喫茶店を始めました。どうしたらお客さんが来てくれて、住んでいる町が活性化できるのかを考え、喫茶店でお茶をすると、自宅の温泉に無料で入れるようにしました。
全国どこに行ってもそういう温泉場はないと、テレ朝の「人生の楽園」で8年ほど前に取材を受け、放映後は全国の方がたくさん訪れる様になったそうです。
若いうちにアンテナを
今は「第3の人生」を謳歌している。別府八湯温泉道の名人会を立ち上げ、初代会長を務めた後、現在は若い人に譲り顧問をしている。
会長を退いた理由のひとつは、せっかく行政と交流が出来て私の人間関係が出来ているうちに若い方に引き継いで、結び付けたいと思った。今は若い人の起業、お店を立ち上げる人のお手伝いや、県外からの移住者を朝見地区に受け入れるお手伝いをしている。
「若いうちにアンテナの数を増やしなさい」と言っている。アンテナとは個人個人の事。情報源。いろいろな方とおつきあいをして、点と点を結び、今は線で結ばれ立体的な町づくりを行っている。
とのこと。
温泉にいらっしゃい
県外のお客さんが7割だが、88湯巡るのが大変な方のために、入門編として8湯だけ巡ったら温泉道の手ぬぐいや温泉スペシャリストの認定カードなどもらえる、と気さくに語られました。
編集部として「労働組合もいろんなところで盛り上げていかないとと思っている」と答えると、若い方を取り込むためには柔らかい発想をもっていないと堅いことばかり言っていては離れていく、とおっしゃっていました。
たかさきさんの主なプロフィール
モットーは「明るく・楽しく・元気よく」
H15年5月31日 | 退職 同年6 月「茶房たかさき」オープン |
H18年6月 | 別府八湯温泉道141 番入浴所として内湯を開放 |
H20年8月 | 別府八湯温泉道名人会を立ち上げ初代会長に。24年3月の総会で顧問へ就任 |
H20年11月 | あさみ地域振興会(朝見ウォーク)を立上げ代表世話人に。その後、朝見地区でいろいろな事業を立上げる |
H24年9月 | 「鶴瓶の家族に乾杯」に出演 その他多数の番組に出演 |
茶房たかさきのご紹介
カレーセットを頂いた後、別府湯めぐりの一番は、是非私の湯にとすすめてくれました。自宅の温泉ということで、サイズは大きくはありませんが、手作りで雰囲気も良く、心が和みました。お湯は単純温泉で源泉かけ流し、加水せず43℃の少し温めの、肌にまとわりつくような優しいお湯で、とても贅沢な時間を過ごせました。
住所 | 別府市朝見1-2-11(地図) |
料金 | 喫茶を利用した方のみ |
時間 | 10時〜17時 |
駐車場 | 5台 |