いのちと健康センター(2022/05/01 No.171)

156人 コロナ禍3年目、新採・新たなスタート

 4月1日付で、今年度の新規職員156人が採用されました。
 北橋市長は、辞令交付式で、新型コロナ対策やSDGs(持続可能な開発目標)などの当面の課題に触れ、「主役は市民の皆様であることを決して忘れず、市民の目線に立ち、市民と一緒に働き、市民に信頼される職員となることが大切」(朝日新聞)と呼びかけたそうです。

久しぶりに全員一緒の研修

 コロナも3年目、入職時の研修は昨年までのPC画面と向合ってのオンライン研修とは変わり、15日まで「ウェルとばた」大ホールに全員が集合しての研修でした。研修終了後、直ちにそれぞれの職場に配属されて、職場に新しい風を吹き込んでいます。

わからないことは、悩まず相談

 職場の人員が年々少なくなり、業務マニュアルだけで「さあ、実践」と、スタートの職員も多いようです。「これどうしたらいいの」、聞こうにもみんな忙しくしている。コロナでコミュニケーションも苦手に。
 気が罹りは、職場に適応できず退職する人がいること。新人の「特権」は、分からないこと、困ったことは、気軽に相談できること。月日が経つと聞きづらくなる。今、聞こう。

この働き方、おかしいと思った時は

 1980年代以降、「行政改革」が叫ばれて公務員は削減されました。 効率優先で、IT化してAIやDXの導入が進んでいます。働き方が大きく変えられ、配置先が安全対策も疎か、ギスギスした職場かもしれません。
 新職場では、先ず職場に潜む危険を知る。どうすれば安全に働けるか、「安全研修」です。これは課長の安全配慮義務の必須科目でもあります。
 労働安全衛生法には、使用者の責任と、職場における労働者の安全と健康を確保すること、健康教育、健康相談など、課長には「ギスギス」ではなく、快適な職場環境をつくる義務がある事も書かれています。
 職場の安全衛生は、課長も職員も労働組合も皆で取り組むものです。 おかしいと思った時は、労働組合に相談して下さい。

「ROUAN塾」開校中

★北九州労健連では、労働安全衛生活動の後継者育成と仲間づくりを目的とし第4期「ROUAN塾」(北九州労健連・労働安全衛生学校)を開校中です。
★職場、事業場における労働安全衛生活動は、メンタルヘルス不調者の増大やコロナ禍での働き方が変化するなどでいっそう重要になっています。労働安全衛生活動に役立ててください。
第1課/4月23日 開校式(開催済)
第2課/5月18日(水)18:00~
「職場におけるハラスメント対策」&学習とグループ討論です。
第3課/6月11日(土)午後予定
「ジェンダーと労働」
第4課/8月下旬予定
第5課/9月下旬予定
第6課/11月12日(土)午後
いずれの企画もZoomでの開催です。URLは別途お知らせします。

第2弾残業実態調査アンケートの声②

 2月15日、本庁舎で、今年度実施した2回目の残業実態調査に寄せられた声です。
●課で一番忙しい係なのに、職員が2人しかいない。(残りは会計年度3人)会計年度だけではやることに限界がある。
●会計年度の給与が、10万程度で生保より低いというのは悲しくなる。生活費だけで全くゆとりがなくつらい。
●出勤前に早めに来て仕事をした場合、時間外にならないと言われたことがありますが実際はどうなのか?会計任用職員の身でとても聞き辛い。
●長時間残業が何カ月も続く職場が無いように人員配置をしてほしい。
● 選挙事務従事の時間外勤務扱いはやめてほしい。

●どの職場も少ない人員で目いっぱい頑張っていると思います。人を減らしすぎると有事にパンパンになってしまうという実例が昨今ですが、かといって余刺人員を予め抱えるわけにもいかず、せめて働いたあとは皆が交代でしっかり休める体制を市全体で整えてほしいと思います。
●市のハラスメント対応が全く機能していない。対応部署が人事課のみであり、人事課に錯誤や隠蔽等あった際に、適正・公平に判断する第三者機関が存在しない。委員会も組合も機能していない。被害者に一方的に泣き寝入りを強いているのが現状。
●本庁では換気が不十分、建て替えるべき。

保健所&コロナ応援職員アンケート

◆新型コロナウイルス感染症への対応も3年目に入りました。この間、市職労でも専門スタッフの配置や医師・保健師の増員など要求し、体制は強化されました。しかし、強化十分で感染の波が押し寄せるたびに、時間的にも精神的にも過重となり、職員の健康への影響が危惧されています。◆市職労では、職場の実態を調査し、職場要求をまとめるためにnアンケートを実施しました。同時に、コロナ応援職員のみなさんへのアンケートも実施しました。5月連休明けにアンケート内容を分析し、職場要求に活かして行きます。

つぶやき

5月の花、野菜は、いっぱいあれど 

 春、真っ盛り。5月は、GWもある。様々な場所に足を運んで、美しい花を見る機会も増える。晴れる日も多く、ガーデニングも楽しめる時期▼5月に咲く花の中でもバラは、多くの人に親しまれている、GWに見頃を迎える。この時期「母の日」の花・カーネーションも可愛らしい。そう、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と、歌われる芍薬も忘れてはならない。一年で一番過ごしやすい季節でもある、が、ちょっと油断していると花の見頃を失する▼春夏野菜の植え付けにも絶好の季節だ。ピーマン、キュウリ、オクラ、ナス、カボチャ、スイカ、枝豆など。爽やかな5月の風と陽ざしの下、作業もリラックス▼田植えの準備に肥料を買いに農協へ行った。昨年より何もかも農薬に至るまで値上りしている。ロシアのウクライナ侵攻で原材料不足だとか。「ロシア、ウクライナからの輸入農産物も影響している。日本は食料自給率が37%と低いのだから、戦争のこの機会に農産物自給率を1ミリでも上げることを真剣に考えなくては」と、農協職員から話しかけられた▼毎日、惨劇の写真が、テレビや新聞で流される。ロシア軍の攻撃で子どもや老人、多くの市民が犠牲に。ジェノサイドの惨状も。「プーチンは直ちに戦争やめろ」、怒りが込みあがる。ウクライナにも春は来る、が焦土と化した大地には春の種まきも出来まい。もどかしさと怒りが込みあがる。(N生)