フレデリックの文化ガイド(2021/7)

 東京オリンピックは緊急事態宣言下で、一部を除き無観客開催が決定。頭に浮かんだ言葉は〝後の祭り〟。一方、福岡県はやっと制限解除。気を抜かずに夏の思い出を作りましょう!

*イチオシ・シネマ*

 シネコンでは夏休み映画が続々封切中。アニメ映画トップ3は、細田守の最新作「竜とそばかすの姫」(16日公開)、4コマ漫画をアニメ化した「100日間生きたワニ」(公開中)、〝アニメ史に残る最もエモーショナルなラストシーン〟が気になる「サイダーのように言葉が沸き上がる」(22日公開)。
 さらに北里大学に実在した動物愛護サークルをモデルした篠原哲雄監督の「犬部!」は犬好きでなくても必見の青春映画!22日から。
 もちろん、小倉昭和館も2本立上映でお得。23日までフィンランドのクラウス・ハロ監督が描く美術商の物語「ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像」&オランダ映画のドラマティック・ドキュメンタリー「レンブラントは誰の手に」。その後は「HOKUSAI」「永遠の門 ゴッホの見た未来」
イチオシは、ブロードウェイミュージカルの映画化「イン・ザ・ハイツ」。歌とダンスがパワフル!

*イチオシ・アート*

 ユナイテッド・ラボで10月31日まで開催中の「バンクシー展 天才か反逆者か」。博多に行ったついでだったのですがバンクシーをきちんと知る絶好の機会でした。彼の現代社会へのメッセージを込めた作品群は、胸が苦しくなるほど。ネット予約の日時指定制でゆっくり鑑賞できます。

*映画サークル情報*

 7月例会は香港映画「淪落の人」。ムーブフェスタに参加。7月18日(日)11時と14時の2回、ムーブの大ホールにて上映。ハンカチ必携です。

北九の仲間 2021/07/15(No.1328へ)