フレデリックの文化ガイド(2021/3)

“去る3月”も光陰矢のごとく。今年は桜の開花が早い予想で、自然の生命力から元気をもらいたい2021の春。

*イチオシ・シネマ*

 相変わらずシネコンのラインナツプは日本映画ばかりですが下旬から観たい映画が!
米アカデミー賞有力候補の「ノマドランド」「ミナリ」がシネプレツクス小倉で上映されます。車上生活を送る「現代のノマド(遊牧民)」を主人公にした前者と韓国から移民した一家の運命を描く後者。今月はこの2本をニオシとします。

 洋画をもう一本。フィンランドの名匠ミカ・カウリスマキ監督の「世界で一番しあわせな食堂」は監督ファンとしては楽しみな一本です。

 日本映画は先月イチオシにした「すばらしき世界」がすばらしかった!―社会で生きるということを考えました。もう一度観たい。あとは昭和館ですね。13日からは話題のドキュメンタリー「三島由紀夫vs東大全共闘50年目の真実」「なぜ君は総理大臣になれないのか」の2本立て。20日からは消えゆくストリップ劇場へのオマージュ作品「彼女は夢で踊る」。昨年観た折、監督の話を開け、熱い想いに打たれました。

*映画サークル情報*
  

 3月は66年仏の「まぼろしの市街戦」4Kデジタル修復版です。第一次世界大戦末期を舞台にしたファンタジツクで詩的な反戦コメディ映画。”世界映画史に輝くカルト映画の金字塔”で気分転換はいかが?
アラン・ベイツ、 ジュヌヴィエーヴ・ビジョルドら往年のスターをスクリーンで!当日鑑賞も0Kです。
21日(日)10時 小倉昭和館
22日(月)19時 小倉昭和館
23日(火) 14時 戸畑市民会館

北九の仲間 2021/03/16  No.1324へ